By メルマガ「部活運営のヒント」

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皆さん、こんにちは。トレーナーの市山です。
前回は、インドアでの身体の使い方や意識するポイントについてお話しました。
今回は、そのポイントについて深めていきましょう。


・砂入り人工芝コートやクレーコート
グリップが効かないため、身体は足裏を滑らせながら減速して止まります。

・インドアやハードコート
グリップが効く=滑れないコートということになり、滑るコートとは走ったあとの止まり方が変わります。

ポイント① 『股関節、膝関節、足関節のコントロール』
砂入り人工芝コートのように滑るコートでは、止まる時の最後の1歩は、これらの関節を固めた状態で滑ります。関節を固めるということは、筋肉の長さを変えずに力を発揮していることになります。
インドアやハードコートのようにサーフェスが滑らない場合、3つの関節をコントロールしながら、スピードの衝撃を吸収して止まらなければいけません。特に大腿部や臀部の筋力が重要になります。



<トレーニング方法>

 正面

この姿勢からサイドへ大きくジャンプし、同じように反対の足で止まります。
着地をしてすぐに跳ばず、衝撃を片足で受け止め、安定姿勢を作ってから次のジャンプを行いましょう。これを交互に繰り返します。

 着地時は、下の写真①~③のように3関節を曲げてコントロールをしましょう。
 ①

屈曲①

屈曲②

屈曲③
 
「関節をコントロール」というと難しいイメージですが、動いている時には無意識に身体をコントロールしていることが多いです。
しかし、下肢の筋力が低ければスピードを上げられずにボールに追いつかない、もしくは繰り返し強い衝撃を受けることでシンスプリントや疲労骨折など、怪我に繋がることも考えられます。
練習後は体のケアも十分に行いましょう!


次回は、インドアのポイント②についてお話します。